お知らせinfo

商品価値を生かしたレシピ開発への想い

私自身、レシピ開発は食品メーカー様や食に関する企業様等、数多くお手伝いさせていただきました。公開できないものも多くございますので全てご紹介はできませんが、レシピはそれ自体が営業の役割を果たし、企業様と食卓をつなぐ架け橋と考えて開発をしてきました。

レシピ開発には商品、食材を使用した販促用と飲食店用とあります。販促用の場合は商品を使用した家庭向けのレシピになりますが「商品価値を生かした作りやすいレシピ」を常に意識しております。

今回こちらの記事では、おいしさを伝えるために心がけてきたSK food laboの販促用レシピ開発についてご紹介させていただきます。

商品価値はダイレクトに伝える

レシピ開発は企業様のヒアリングを何よりも大切にしています。それは全ての商品に作り手の想いがあり、共感せずにはいられない開発ストーリーこそ、最大の商品価値でもあるからです。さらに商品自体の特性、味、見た目、素材の栄養や特徴、価格、使用感などを深く確認することで、価値を生かしたオリジナルレシピ開発へとつながります。商品の魅力と徹底的に向き合い、レシピを届けるターゲットや今回の開発コンセプトを明確にしていきます。

レシピ開発には市場調査をプラス

レシピ開発と言えど、市場調査や競合商品の分析、ターゲット層のニーズ、価格帯などマーケティング要素は行います。実はこの分析が想像以上に時間を要します。

例えば商品がオリーブ油とした場合、ターゲットがお料理が上手な主婦向け、お料理が苦手な主婦向けでもレシピは違ってきます。お料理上手な方であれば、ワンランクアップするような提案をしますし、お料理が苦手な方であれば、苦手要素を分析ながら、失敗しないで美味しくできるオリーブ油を使用したレシピをご提案します。ですが、いずれにしても家庭向けの場合は、普通の調理道具で作れることが前提になります。

試作と検証を繰り返し工程を組み立てる

試作になると回数は様々です。数回でレシピが仕上がる時もあれば10回以上、何度も調整を重ね組み立てる時もあります。調理工程で失敗したり、作りにくいなどの点を洗い出して調理方法を選択していきます。「レシピ通りに作ったのにうまくいかなかった」ということのないように、一度組み立ててもあらゆるアラ探しを繰り返しながら、調整を加えていきます。

レシピの表現はわかりやすく

最後はレシピの表現です。誤解のないわかりやすいレシピ、ざっと目を通しただけでも理解できるような表現に整えていきます。商品を使ってよかった!レシピのおかげでさらに、商品をリピートしたくなったと感じていただけるのもレシピ次第。簡潔にわかりやすく伝えることは「気配りや思いやりでもあるんですよ!」と師から教わったことを今も大切にしております。

最後に

レシピは商品価値の魅力を伝える営業マンです。販売につなげ、お客様からはこんな商品を待っていました!と感じていただけるような出会いをご提案することこそ意味があります。レシピを通して企業様と食卓、人と人が出会いつながるきっかけをご提案しながら、より暮らしが豊かになるように今後もお手伝いをさせてただきたいと考えております。